あか牛の特徴

あか牛は阿蘇の大自然で育まれた、脂肪分が少なく和牛本来の風味豊かな肉を創る和牛です。阿蘇には広大な草原があり、あか牛はここで良質な牧草と野草をたっぷりと食べのびのびと育っています。

耐寒・耐暑性に優れており、放牧に適し、性格がおとなしく飼育しやすいという特性を持っています。肉質は赤身が多く、ほどよい脂肪分、旨みと柔らかさ、ヘルシーさを兼ね備えています。

こだわりの飼育方法

大自然の旨さ!といわれるあか牛、そのこだわりの飼育方法は、やはり放牧です。あか牛の母牛は、阿蘇の広大な草原に放牧されています。子牛は、生後3~4ヶ月まで、母牛の母乳と大自然の牧草をよく食べ、草原を走り回りながら元気にすくすく育ちます。

10ヶ月~12ヶ月になると、子牛だけ牛舎に移動させます。新しい環境に慣れるまでは、運動場に自由に出られるようにし、粗飼料(乾牧草、ロール牧草など)を主体に与え、肥育のためのお腹づくりをします。

12ヶ月~24ヶ月くらいになると、ロール牧草を主体に、配合飼料(大麦やフスマ、トウモロコシなど)を月齢に合わせて、牛の体調に気を配りながら調整して与えます。24ヶ月~25ヶ月で肉牛に仕上がり、出荷時には約800㎏位まで大きくなります。

また、一頭一頭に個体識別番号がつけられてしっかり安全衛生管理ができているので、あか牛肉は安心安全なお肉です。

あか牛のイメージ

餌について

牛が健康に育たなければ、美味しいお肉は提供できません。当牧場のあか牛はその健康な体のもととなる餌にこだわっています。一般的に日本では黒毛和牛がよく食べられ、人気があります。これらの牛は「サシ」がしっかり入るように濃厚飼料と呼ばれるトウモロコシや麦、大豆などの輸入穀類主体の飼料を多く与えています。

一方、あか牛は、草食家畜である牛が本来好む牧草を出荷時までたっぷり与えます。しかもその牧草は自分達の牧場で生産管理していますので、目が行き届いていて安心な餌を与えることができるのです。この牧草を中心に、きな粉や独自にブレンドした配合飼料を与えることで、肉の旨みが増します。

あか牛のイメージ

美味しさの秘密

阿蘇のあか牛は毎日、放牧地で30~40kgの野草・牧草を食べ、3~6km歩きます。親子放牧で子牛は離乳後もよく草を食うことに慣れています。
黒毛和牛は霜降りの旨さを追及してきたのに対して、あか牛は赤身の旨さが特徴です。大自然の中でよく歩き、牧草を食べて育つため、おいしい赤身の肉と適度な霜降りとなり、顧客が好む理想の肉が出来上がります。あか牛肉は噛めば噛むほどお肉の味をしっかり楽しめ、赤身が多く脂肪分が少なくてヘルシーなので、いくらでも食べられます。

まずは焼いたお肉を何もつけずに食べてみてください。ほかの牛肉とは全く違う、ジュワッと広がる肉汁と、肉自体の旨みに驚かれるでしょう。お塩だけでも十分に美味しく食べられます。

あか牛のイメージ

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